ピロリ菌検査・除菌
ピロリ菌とは、胃に住む細菌の一種です。
感染経路ははっきりしていませんが、人から人への経口感染(口から口)や井戸水などからの感染がほとんどだと言われています。
ピロリ菌が胃に感染すると慢性胃炎を引き起こし、胃がんの発生リスクが高くなるとされています。
検査や治療、除菌の際は、患者さまの不安などに十分配慮し、医師から詳細をお伝えしたあとに行いますので、胃の調子が悪くてお困りの方はお気軽に当院にご相談ください。
ピロリ菌の検査方法
ピロリ菌の検査方法には、
- 胃カメラを用いる検査法(迅速ウレアーゼ試験、鏡検法、培養法)
- 胃カメラを用いない検査法(尿素呼気試験、抗ピロリ抗体測定、便中ピロリ抗原測定)
6つの検査方法があります。
当院では内視鏡検査後、尿素呼気検査で行います。
ピロリ菌の除菌方法
当院では、ボノサップというお薬の組み合わせで除菌治療を行います。
除菌成功率は9割ほどです。
ピロリ菌陽性の場合
【1次除菌】
ピロリ菌の感染が分かった場合は、除菌治療をします。
1週間お薬(抗生剤)を服用します。
ボノサップという3つのお薬の組み合わせを、1日2回飲みます。
3ヶ月後
【尿素呼気検査】
3ヶ月後に当院にて尿素呼気検査を行います。15分程度で除菌の成否が判明します。
除菌不成功の場合
【2次除菌】
別のお薬の組み合わせで1週間、1日2回内服をしていただきます。
2次除菌までで、およそ95%強の人が除菌に成功します。
除菌が不成功だった場合でも、3次除菌などの方法がありますが保険診療の適応外となるため自費診療となります。