内視鏡コラム

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下痢が止まらない…それ、放っておいて大丈夫?|内視鏡専門医が教える受診の目安

「ここ最近ずっとお腹の調子が悪い…」
「市販薬で様子を見てるけど、なかなか治らない」
そんな“よくある”下痢でも、続くときや他の症状を伴う場合は注意が必要です。

まず結論からお伝えすると、下痢の症状で悩んでいるなら、いつでも医療機関を受診してOKです。
無理に我慢する必要はありませんし、「何もなければ安心できる」と思って気軽に相談していただいて大丈夫です。

ただし、なかには重大な病気が隠れているケースもあるため、特に注意すべき下痢の特徴もあります。
この記事では、内視鏡専門医の視点から「どんな下痢に気をつけるべきか」「どんな検査や治療があるのか」をわかりやすくご紹介します。

下痢の原因にはどんなものがある?

下痢にはさまざまな原因があり、大きく以下のように分類されます。

  • 感染性:ノロウイルス、ロタウイルス、カンピロバクター、サルモネラなど

  • 炎症性:潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患 (IBD)

  • 機能性:過敏性腸症候群 (IBS )

  • 器質性:大腸がん、腸の狭窄、憩室炎など

  • 薬剤性:抗生物質や制酸薬などによる副作用

  • その他:乳糖不耐症、食物アレルギー、甲状腺機能亢進症など全身疾患に伴うもの

受診をおすすめする“下痢のサイン”とは?

以下のような症状がある場合には、早めに消化器内科の受診をご検討ください。

 ✅️下痢が1週間以上続く
 ✅️血便黒い便が出る
 ✅️発熱強い腹痛を伴う
 ✅️体重が減ってきている
 ✅️軟便や細い便しか出ない
 ✅️これまでにない強い下痢や、便通リズムの急な変化がある

これらのサインは、感染症や炎症性疾患、大腸がんなどの可能性があり、内視鏡などの精密検査が必要になることもあります。

当院での対応について

当院では、まず問診で症状の経過や生活習慣、薬の使用歴などを確認します。
その上で、必要に応じて以下のような検査を組み合わせて診断を進めます。

  • 血液検査:炎症や貧血、ミネラルバランスの異常などを確認

  • 便検査:細菌やウイルス、出血の有無などを調べます

  • 腹部エコー検査:腸の動きや、他の臓器の状態を評価

  • 大腸カメラ(大腸内視鏡検査):大腸がん・炎症性腸疾患・ポリープなどを詳しく調べます

  • CT検査:必要に応じて連携施設で撮影。専門医による読影と、当院でのダブルチェックで診断を行います

治療は原因に応じて調整します

検査結果をもとに、下痢のタイプや原因に合わせて治療を行います。

  • 感染性腸炎:水分補給と必要に応じて抗菌薬

  • 炎症性腸疾患(IBD):専門的な内服・点滴治療

  • IBS(過敏性腸症候群):腸の運動調整薬やストレスケア

  • 薬剤性の下痢:内服の見直しや変更

  • 生活習慣の改善:食事指導・水分管理も大切です

我慢するより “安心のために調べる” という選択肢を

下痢はよくある症状かもしれません。
けれど、「いつもと違う」と感じたとき、それは身体からのサインです。

そんなときは、 “念のために調べておく” という行動が、自分の健康を守る第一歩になります。

当院では、内視鏡専門医が一人ひとりの症状に丁寧に向き合い、安心して検査・治療を受けていただける体制を整えています。
完全個室・鎮静剤使用の内視鏡検査も可能です。

「こんなことで受診していいのかな?」と思わず、どうぞお気軽にご相談ください。

“安心のために調べる” という選択肢、ぜひ思い出してみてください。


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